大津一貴(Otsu Kazutaka)
1989年生まれ、北海道出身。スポーツの名門校である青森山田高校、関東学院大学に進学。大学時代は関東リーグ昇格や神奈川県選抜選出といった結果を残すものの、大学4年生の時に半月板を損傷し、それまで続けてきたサッカーの世界から身を引き、大学卒業後は一般企業に就職。
その直後、悪性のガンであることが発覚し、サッカーを諦めたことへの後悔をバネに、プレーの再開とプロ選手になることを志す。社会人リーグで1年半の活躍を見せ、2015年にはモンゴルへ旅立ち「FCウランバートル」と契約を結ぶ。その後はニュージーランド、そしてタイのチームに移籍。
2018年にはふたたびモンゴルへと戻り、国際大会への出場という夢を叶えるべく、現在もピッチを駆け抜けている。
INTERVIEW
海外へ旅立ちを決めたきっかけは?
大学4年生のときに半月板を損傷し、それまで続けていたサッカーができなくなったことで、サッカーへの憧れとプレーする意欲はポッキリと折れてしまったんです。その後、就職してサラリーマンになったのですが、社会人一年目に悪性のガンにかかり、このとき“本当はサッカーをやりたい”という自分の気持ちにウソをついてたことに気づきました。それから、プロのサッカー選手を目指すようになり、トレーニングや筋トレで体を作り、社会人チームに入ってサッカーを再開するようになったんです。
ただ、プロになることを考えた時、日本でプロ選手になるのは現実的ではないと思ったんです。そこで、日本の選手を諸外国へ送り出すセレクションがあることを知り「海外ならばチャンスがある」と思って参加しました。そこには、FCウランバートルの当時の監督が見に来られていて、自分の実力を認めていただいたことがきっかけに、2015年の春にモンゴルへ行くことを決めました。
翌年には、夏と冬でリーグが別れているニュージーランドに行き、冬のリーグに所属していました。本当は夏に行われる国内のトップリーグでプレイしたかったのですが、トライアルのオファーを受けたチームに入ることができず、翌年はタイのトライアルを受けてチームに入り、そして去年からはまたモンゴルで活躍しています。いったん日本に戻ったタイミングで、FCウランバートルから「まだチームが決まってないなら一緒にやろう」という連絡をいただいたのがご縁となりました。
今後の選手像や目標は。
個人的な目標としては国際大会に出たいというのがありますね。モンゴルでリーグ戦1位になるとAFCカップのプレーオフに出られるので、まずはここがひとつの目標点です。あと、プロである以上は結果が求められる状況下で、純粋に楽しむということはなかなか難しい部分だと思うんです。ただ、自分がサッカーをしている理由は「純粋に好き」だという部分が大多数を占めているので、どんな状況でもサッカーを楽しむことができるようになるのが究極の理想です。
オフシーズンはサッカーが好きな子どもたちと交流しているので、何よりもまずはサッカーを楽しんでもらいたいですね。自分の目標がプロサッカー選手なることだったので、自分が活躍する姿を見せることが子どもたちへの刺激になってくれればと思ってます。
サポーターの方々へメッセージを。
国際大会出場という夢を叶えるべく、この機会にご協力いただけると本当にありがたく思います。サッカーを楽しむというスタンスを貫いているので、みなさんにも人生そのものを楽しんでほしいです。また、オンラインサロン「KAZUTAKA OTSU 蹴球サロン」では、知られていない国でサッカーをプレイしてお金を稼いで生活するという事実を基に、「こういう生き方もあるよ」ということを自分で発信していますので、こちらにも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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