【カヌー】岡崎遥海選手 サポートページ

岡崎遥海(Okazaki Haruka)

1998年生まれ、広島県出身。

小学1年生のときにレクリエーションカヌーを初めて乗ったことをきっかけに、カヌーに乗ることの面白さに魅了される。その後、競技カヌーのスラロームに挑戦し、アスリートとしてメキメキと成長を遂げ、大会でも優勝や上位入賞といった結果を残す。中学3年生にジュニアのナショナルチームA代表に入りを果たし、ジュニア世界選手権にも出場。

現在はU23やシニア日本代表Bチームの一員として、ワールドカップ上位入賞や五輪出場といった夢を叶えるべく、本日も練習に励んでいる。

INTERVIEW

カヌーを始めたきっかけは

我が家は昔からアウトドアが好きな一家で、近所にあるキャンプ場へ毎週のように行ってたんです。そこではカヌーが体験できるということを知ったのですが、当時はまだ小さく、小学生になるまで憧れを持っていました。小学生になってようやく乗れるようになったものの、最初はぜんぜん真っ直ぐに進まなくてイライラしたことをよく覚えてます(笑)。でも、どうしても進ませたいし、とにかく上手になりたい一心で練習しました。初めての大会に出場したのは小学1年生のときで、そのキャンプ場で開催されたものでした。ボロ負けして悔しくて、「やってやるぞ!」という気持ちになりました。

全国少年少女カヌー大会という小学生の大会が年に一回あり、そこには毎年出ていました。カヌーといっても競技の種類がいくつかあり、コース内に置かれたゲートを速く通過しゴールまでのタイムを競う「スラローム」という競技を私はやっているのですが、直線を漕いで速さを競う「スプリント」の大会にも小学2年生から出ていて、小学6年生のときに優勝しました。当時からスラロームをやっていたのですが、「スプリントの大会に出てみる?」と誘われ、そこだけスプリントで出場していました。中学2年か3年のときにジュニアのナショナルチームに入ってスラロームの日本代表のAチームになり、アジア選手権という海外のレースに出場させてもらえるようになったときから、自分でも上達を実感しました。高校生以下のジュニア大会では優勝できるようになったのもこのころですね。

他の方々はクラブチームで練習をされていて、コーチもちゃんとついていますが、私の場合はひとりで練習をやっているんです。中学生のときは、学校の横にある川で練習してました。橋からスラローム用のゲートを紐で垂らして、ずっと自主練してましたね。広島でスラロームをやっている人がいなかったので、自分で考えて全部やっていました。ただ、U23とシニア日本代表Bチームで海外遠征に行くときは日本代表のコーチがついてくださるので、そこでいろいろ話し合ってアドバイスをいただき、帰国してから自分で考えて実践するという感じです。

日本と海外の違いとは?

海外の川は人工的にコースを作ってあるところがほとんどで、コンクリートで固められていて、流れるプールみたいにポンプで水を循環してるんですよ。一方、私が練習に使用している日本のコースは、石を積み上げてコースにしている半人工的なものですが、こちらは水の逃げ場があるので、水の流れや漕いでる感覚がぜんぜん違いますね。

カヌーという競技について

「ひっくり返ったら危ない」というイメージがあるので、乗るのは抵抗があるかもしれませんが、試合を観戦するのはすごく面白い競技だと思います。1、2分で勝敗が決まりますし、パッと見ただけでも「この人は速いな」というのがわかるので。ただ、日本にもコースはいろいろあるんですが、山奥とか地方になってしまうので、誰でも気軽に見に来られるようなコースがあったらいいなと思いますし、観客をこれから増やしていきたいですね。

サポーターの方々に向けてメッセージを。

まずはカヌーという競技があることを知っていただきたいですね。残念ながら私は東京五輪には出られませんが、頑張っていることをアピールできればいいなと思っています。悔しさをバネにしているのは、満足したら、そこでカヌーを辞めてしまうと思うんですよ。なので、「明日はこうしていこう」と常に目標を持って練習に励み、みなさまからの応援をワールドカップ上位入賞や五輪出場といった夢を叶えることでお返ししたいですね。


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